食事の度に瞬間的な代謝が上がる。だから小分けにして食べる

さまざまな食料

普段の食事を「代謝」の観点から見て行っている人は少ないだろう。代謝というのは身体の中で起こる反応のことであり、その代謝が起こる瞬間に多くのカロリーが消費されるとともに、必要な栄養素が吸収されている。この代謝は生命活動を維持するための代謝である基礎代謝をベースとして、日常動作や特別な運動、トレーニングを行うことによってその代謝量を上げることができるのだ。ただ、代謝というのはこれだけではなく、実は食事をする時にも瞬間的に代謝が上がることが知られている。だからこそ、代謝を良くする観点から食事をするのであれば、小分けにして食べる方法が良いと考えられるだろう。私もこのような理由から、できるだけ食事を小分けにして食べる努力をしている。

食事の度に瞬間的な代謝が上がるのは、食べ物、特に炭水化物を摂取したときにインシュリンというホルモンが急激に分泌されるからだ。このインシュリンは糖を代謝する唯一のホルモンであり、インシュリンが分泌されるごとに身体の中の糖が一気にエネルギーへと変換されて身体に吸収されて行く。そうすると、筋肉をつけるのに最適なコンディションを作ることができるのだ。

一度の食事で大量の炭水化物を食べたのでは、インシュリンの分泌が追いつかずに糖代謝が効率よく行われず、身体にはそれほど多くのエネルギーが吸収されない。そうなるとせっかくの食事を無駄にしてしまうことにもなってしまうだろう。せっかく食事をするのだから、そこで食べるものの栄養は十分に吸収したい。そう考えると、小分けにして食べる方法はとても効率の良い方法だと思ってしまうだろう。

食事の時の代謝は例えると打ち上げ花火のようなものだ。しかし、一瞬の代謝の向上であったとしてもそれが連続して続くとトータルしてかなりの代謝量にすることができる。だから、小分けにして食べることは非常に身体の仕組みにとって理に適った食事法だと思っている。

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