グルタミンを摂らないと身体に悪影響が出るものなの?

笑顔の女性

グルタミンは、アミノ酸の中でも「非必須アミノ酸」の部類に入ります。「必須なアミノ酸でない」ということは、人体の中で合成出来るアミノ酸であるということですが、だからと言って人体にとって重要度が低いという訳ではありません。

グルタミンは運動やケガ、病気など体力を消耗した時に体内で大量に消費されます。

特にケガや手術などで急激に人体にストレスがかかったような場合は、生体の防御機能が働いて体内の色々なバランスを整えようとします。体内の免疫細胞はそのようなときに、スグに使えるエネルギー源としてグルタミンを利用します。

グルタミンは血中に豊富に含まれ、筋肉組織の中に特に多いのですが、非常時のグルタミンの供給元としても重要な役割を持っています。

その役割とは、先述のように身体が急激にグルタミンを消費するような状態になったときに対応出来るように、常に血中のグルタミンレベルを一定に保つ事ですが、このような場合、その後の血中グルタミンレベルが回復するまでに数日の時間を要します。

普段の体内におけるグルタミン供給のローテーションが狂ったことで、その後はグルタミン供給が体内での消費に対して追いつかない状態が続き、回復に時間がかかることに繋がります。

また、日頃からグルタミンを摂取することは身体の免疫力向上にもつながるため、グルタミンを摂らないことは、疲れやすく、病気にも掛かりやすい、しかも治りが遅い身体になってしまうことを意味します。

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